アクティブファンドとインデックスファンドの違い
市場や投資銘柄に対するさまざまな調査結果や予測を基にして、市場の平均的な収益率を上回る運用成果をあげようとするものです。
インデックスファンドとは
ベンチマーク(運用成果の比較対象)となるインデックスのすべての構成銘柄、あるいは代表的な銘柄に投資し、保有します。日本では、日経平均株価や東証株価指数(TOPIX)がベンチマークとして一般的で、インデックス・ファンドの基準価額は、これらの指数と同じ値動きをすることを目指しています。
こんな違いです
くそわかりづらいですね笑
簡単に特徴を述べると
<アクティブファンドの特徴>
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<インデックスファンドの特徴>
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インデックスファンドは、MSCIやFTSE、TOPIX、日経平均株価といった指数をベンチマーク(目標)として、それにあわせるように運用します。
指数にあわせるだけなのでファンドマネージャーの仕事は楽になり、手数料となる信託報酬は低くなります。
いっぽうアクティブファンドは、指数をこえるように運用します。
独自に基準を設定し、銘柄を選択していますので、運用の成果はファンドマネージャーの腕がためされます。
アクティブファンドはベンチマークとする市場平均を上回るパフォーマンスを目標に、インデックスファンドは市場平均と連動するように運用するファンドとでは、前者のほうが目標が高くていいじゃないか!
と思われる方も多いかと思います。しかしながら、この目標が高ければいいというものではありません。
なぜなら、運用には当然「コスト」がかかるからです。
アクティブファンドはインデックスファンドと比較して販売手数料や信託報酬といった手数料コストが高くついているのです。
アクティブファンドはインデックスファンドに比べてコスト(手数料)が高いのです。
しかしながら、そのように運用してアクティブファンドがインデックスファンドよりもコストを上回るだけのパフォーマンスをあげてくれていれば問題ありません。
たとえば、年間の手数料がアクティブファンドが1%高くても、運用成果がインデックスファンドよりも3%高ければだれも文句は言わないですよね。
ところが。。。
インデックスのパフォーマンス(日経平均株価などの値動き)を上回っているアクティブファンドというのはすべてのファンドのうちたったの3割程度しかないという現実があります。
にもかかわらず
現状、日本の投資信託の9割以上がアクティブファンドと言われ、インデックスファンドの数は少ないです。
こういった観点もあり個人の見解としては、投資信託への投資であれば基本的に「インデックスファンド」をお勧めしています。
アクティブ運用というものを否定するわけではないのですが、現状のアクティブファンドには問題点が多すぎます。(特に日本国内で販売されているもの)
- 管理報酬(信託報酬)が2%などバカ高い
- 販売会社(証券会社・銀行)も利益が出やすいアクティブ型を無意味に推奨する
※ファンドオブファンズ
もっと手数料が大幅に下がってくれればアクティブファンドも検討できるかもしれませんが、現在日本で販売されている99%のアクティブファンドには投資する価値は大きくないと考えています。